PRESS RELEASE

2022年 フォーミュラ1 マイアミGP 決勝レース

アルファ ロメオ F1 チームORLENは、初開催のマイアミGPでバルテリ・ボッタス選手が7位入賞を果たし、再びポイントを獲得しました。しかし、入賞に向けて順調な走りを見せていた周恩来(ジョウ・グアンユー)選手のレースは、技術的な問題によりリタイアで終了となりました。
しかし、この6ポイントの獲得により、チームはコンストラクターズ選手権での5位をキープ。シーズン開幕から5戦を終えて31ポイントまでポイントを上積みしました。

フレデリック・ヴァスール(チーム代表):
「7位という結果に、私が少しがっかりしていること自体が、今年このチームがどれだけ進歩したかを示していると思う。セーフティカーのタイミングが影響して、バルテリがメルセデスの2台に対して持っていたアドバンテージを無効にしてしまったのは残念だった。それでも、6ポイントを獲得できたことはポジティブな結果だし、チャンピオンシップの順位もまたひとつ上がったが、それでもこのチームはもっと改善できるはずだ。ジョウが、レース序盤で、水漏れのアクシデントに見舞われてしまったのはとても残念だった。こんなことが無ければ、彼もポイント争いに加わっていたはず。今後はこの問題を確実に解決しなければならないと思っている。しかし、私たちが向かっている方向は、明確で、前向きなものだ。レースのたびに競争力を発揮できることは分かっているので、次戦ではより多くの成功を収めるために戦い続けたい」
バルテリ・ボッタス (#77):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー01/フェラーリ)
決勝:7位
ファステストラップ: 1:33.184(56周目)
タイヤ: ミディアム(26周)- ハード(31周)
「最終的にはセーフティカーのタイミングによってペナルティを受けたけれど、今回のパフォーマンス自体には満足しているよ。ルイス(ハミルトン)との差をしっかり調整できてきていたので、本当なら5位入賞は可能だったはずだけど、レースが中立になると差がなくなり、後ろではジョージ(ラッセル)がフレッシュタイヤで走っていたので、どちらにしろこの順位をキープするのは難しかったと思う。ポジションを守るために遅めのブレーキングをしようとしたら、ブレーキングポイントをわずかにオーバーしてしまった。悲しいかな、このコースの特性として少しでもラインを外れてダートに入ると、そのままコースを外れて壁に激突してしまうんだ。幸い、クルマは何も壊れていなかったので、走行を続けることができたけどね。それでも、チャンピオンシップにとって非常に重要なポイントを持ち帰ることができたし、トップ集団と同等に戦えるということも証明できた。今シーズンの戦いはかなりの接戦になると思う。今後のレースで、どのように戦略を展開していくかが重要なポイントだね」
周 冠宇(ジョウ・グアンユー)(# 24):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー02/フェラーリ)
決勝:リタイア
ファステストラップ: 1:35.731(4周目)
タイヤ: ミディアム(6周 - DNF)
「順調にレースを続けていたのに、リタイアを余儀なくされたのは、とても残念だ。良い結果を出すために必要なことは、すべて揃っていたと思う。何が問題だったのかはまだ調査中で、分かっているのは水漏れだけど、どこに根本的な原因があるのか、きちんと突き止めて対処していく必要があるね。もちろんこの結果は悔しいけれど、これもレースの一部なんだ。ショートレースは悪くなかったわけだし、リタイアしたところから3つ順位を上げることもできた。マシン自体の調子もとても良かったと思う。今は次のレースに向けて集中している。でもそのためには、次の週末ですべてを出し切らなければならないだろうね」