PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 アメリカGP 決勝レース

アルファ ロメオ レーシングORLENは、テキサス州オースティンで開催されたアメリカGPで、アントニオ・ジョヴィナッツィが11位。キミ・ライコネンは残り数ラップまで10位を走行していましたが、最終的に13位でレースを終え、ポイント獲得まであと一歩に迫りました。

前戦に続き、チームは果敢なレースを繰り広げましたが、わずかな差でポイントを得ることができませんでした。アントニオとキミはそれぞれ12番手と15番手から好スタートを切り、11位と12位まで順位を上げて第1スティントを終えました。キミはレース序盤にフェルナンド・アロンソとの接触でマシンにダメージを受けながらもポジションアップを果たし、10位に浮上。セバスチャン・ベッテルを抑えてポジションを守ろうと果敢にプッシュしましたが、“エッセ”セクションでスピンを喫し、その抵抗にピリオドが打たれました。

前戦のトルコGPと同様に、チームは非常にアグレッシブなレースを展開しました。残念な結果となってしまいましたが、チャンピオンシップ終盤で躍進するためのポジティブな要素はたくさんあります。次戦のメキシコGPではこのペースをトップ10入りに繋げたいと思います。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「チームは最低でも1ポイントは獲得できるいいレースを繰り広げたが、チェッカーフラッグの目前でポイントが手からこぼれ落ちてしまった。最終的に何も残すことができなかったが、スタートからゴールまで終始ポイント圏内かそれに近いところで戦っていた。過去の数戦ではポイント争いに絡んでおり、残りのレースでポイントを獲得できない理由はない。ペースは出ているので、残りのレースではチャンスをポイント獲得につなげていきたいと思う」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
決勝:13位
ファステストラップ:1:41.340(43周目)
ミディアム(13周)- ミディアム(19周)-ハード(24周)
「特にレース序盤ではマシンのフィーリングが良く、トップ10内で戦うことができた。残念なことに第2スティントの序盤でアロンソと接触し、フロアにダメージを受けてしまった。マシンのバランスに影響することはなかったが、その後タイヤの摩耗が早まったようだ。レース終盤でセバスチャン(ベッテル)の前に居続けるためにプッシュしたが、すでにリアタイヤがほとんど残っていなかった。結果、ポイントを持ち帰ることができなかったのが残念だ。いつもポイントを獲得できるかどうかというポジションにいるが、今回のレースはそうではなかった」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:11位
ファステストラップ:1:41.145(44周目)
ミディアム(9周)-ユーズドミディアム(18周)- ハード(29周)
「いいレースだったよ。いくつかいいバトルができ、特にフェルナンド(アロンソ)との戦いが良かった。彼をできるだけ押さえ込もうとしたけど、最終的に彼のほうが速かった。でも、彼のようなワールドチャンピオンと競い合えたのは素晴らしかったよ。今回もポイント獲得に近づいたけど、おそらく第2スティントでタイヤをうまく機能させられなかったのが良くなかった。でもチームの一員としてはいい仕事ができたと思う。キミがプッシュしている時にポジションを入れ替え、それがあと少しで報われるところだった」