PRESS RELEASE

アルファ ロメオ レーシング、ニューマシン「C41」をワルシャワでアンベール

フォーミュラ1世界選手権を戦うアルファ ロメオ レーシングチームは、2月22日正午、ポーランドの首都ワルシャワでニューマシンC41を披露しました。

街のシンボルであるワルシャワ大劇場(グランドシアター)で行われた壮大な式典は、新型コロナウイルス対策のため参加制限が設けられ、限られたチームメンバーのみが出席。メディア、ファン、チーム関係者はオンラインでの参加となりました。チームからはドライバーのキミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィ、リザーブドライバーのロバート・クビサが、印象的なカラーリングが施されたC41と共に壇上に上がりました。

アルファ ロメオ チェントロ スティーレによってデザインされた斬新なカラースキームと、チームのテクニカルディレクター、ジャン・モンショーのもとで設計されたマシンは、伝統的なレッドとホワイトのチームカラーをまとい、昨シーズンのマシンC39からの進化を印象付けました。レギュレーションによって課せられた制限のため、ニューマシンはC39から多くのコンポーネントを引き継いでいますが、チームがトークン制度を使って開発の焦点を当てたノーズコーンについては、デザインが一新されました。カウルの下には新しいフェラーリ エンジンが搭載されています。

ビショーネ(大蛇)と十字架を特徴とするアルファ ロメオ伝統のロゴは、そのレース活動の象徴である四つ葉のクローバー「クアドリフォリオ」、ならびに同ブランドの伝説的なレース部門である「アウトデルタ」のロゴと共に配されています。ボディワークを飾るこれらのロゴはレースに向けたメーカーの情熱と伝統を表し、グリッド上でマシンの存在感を引き立てます。

この発表の後、チームはマシンのシェイクダウン、ならびにバーレーンで予定されているシーズン前のテスト走行を消化します。開催地は例年行われてきたスペインからバーレーンに変更され、期間も3日間に短縮されましたが、今回のテストは開幕戦に先立ってマシンの調整を行う唯一のチャンスとなります。

アルファ ロメオ レーシング 代表 兼 ザウバー モータースポーツ AG CEO フレデリック・ヴァスール:
「新しいマシンの発表というのは感動的な瞬間だ。数ヶ月にわたりファクトリーで開発に携わったすべてのスタッフの努力の集大成であり、新たな冒険が始まる瞬間でもある。チームにとってベースとなる哲学はこれまでと変わらない。すなわち今日よりも明日はもっといい仕事をしなければならない、ということである。昨シーズンにチームはコンストラクターズタイトルで8位だったので、2021年シーズンはそれ以上の結果を出さなければならない。そのためにはサーキット部隊とヘッドクォーター部隊がそれぞれ進化を果たさなければならない。グリッド上のすべてのチームが新たなシーズンに向け、期待を抱いている。冬季中にはそれぞれが仕事に励み、開幕戦でいいポジションにつくことを期待しているはずだが、まもなくそれぞれのチームが手の内を見せることになるだろう」
アルファ ロメオ レーシング テクニカルディレクター ジャン・モンショー:
「C41は、F1にとって非常に稀な状況のなかで生まれたマシンだ。レギュレーションにより、今年は完全な新規開発ができなかった。そのためニューマシンは、昨年のC39から多くの部品を流用している。例外として、規制によって変更が義務付けられたフロアと、2つの開発トークンを使い、改良を施したノーズコーンが新しくなった。このような状況ゆえ、テストを行えば通常よりもマシンについてより多くのことを知ることができるはずだが、3日間のテストでは現状のコンディションが我々の期待と一致していることを確認することと、新しいタイヤを知ることが重要となる。新しいシーズンに向けた準備はできており、サーキットでマシンの走る姿を見るのが楽しみだ」