PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 サウジアラビアGP 決勝レース

アルファ ロメオ レーシングORLENは、サウジアラビアGPで、アントニオ・ジョヴィナッツィが9位、チームメイトのキミ・ライコネンは接触により15位でゴールし、チームは2ポイントを獲得しました。

F1初開催となるジッダ市街地コースでは、インシデントによる赤旗により、度重なる再スタートが行われました。そうしたなかチームは常にトップ10を競う、力強い走りを披露しました。今季最高のパフォーマンスを発揮した昨日の予選に続き、両ドライバーはいずれも好スタートを切り、その後も良好なペースでラップを重ねていきました。アントニオはレースの大半を7位のポジションで走行し、終盤に2台のフェラーリに順位を譲ったものの、ランド・ノリスのマクラーレンを抑えて今季最高の順位でチェッカーを受けました。

今回のグランプリで2ポイントを獲得したことで、累計13ポイントとなりました。来週、ヤス・マリーナ・サーキットで開催される最終戦アブダビ・グランプリで、さらなるポイントアップを目指します。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「まずは、今夜のレースがF1の魅力をより多くの人に伝える素晴らしいグランプリとなったことに触れておきたい。この新しいサーキットで、私たちは力強いレースを繰り広げ、アントニオの最高のパフォーマンスのおかげで2ポイントを獲得することができた。この週末は最初のプラクティスから常にいいペースを維持できていたので、努力が報われて良かったと思う。スピードが出ているのはわかっていたものの、力を発揮するためには、決勝で混乱を避け、持っているパッケージのできる限りを引き出す必要があった。一時は2台ともポイント圏内を走行し、キミがベッテルと接触して戦線を離れた後も、アントニオがレースの多くを7位で走行していた。2台のフェラーリのすぐ後ろでフィニッシュし、マクラーレンを抑え込むことができた。今回の結果はいま我々ができる最大限のことだと思うので、結果には満足していいだろう。最終戦に向けて自信を深めることができたので、シーズンをいい形で締めくくりたいと思っている」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー05/フェラーリ)
決勝:15位
ファステストラップ:1:32.778(45周目)
ミディアム(13周)-ハード(13周)-ユーズドミディアム(23周)
「慌ただしいレースだった。リスタートが繰り返され、そのたびにスタート直後に混乱が起きた。ペースは悪くなかったので、ポイントを狙っていくことはできたと思う。ところがベッテルとの接触でダメージを受けてからは厳しい戦いになってしまった。2台に差はなくサイド・バイ・サイドでコーナーに入り、コーナーを抜けようとした結果、接触してしまったんだ。これでレースが台無しとなり、もう挽回の余地はなかった」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー02/フェラーリ)
決勝:9位
ファステストラップ:1:32.865(37周目)
ユーズドミディアム(13周)-ハード(37周)
「今夜のレースにはとても満足しているよ。結果だけでなく、全体のパフォーマンスも良かった。マシンは昨日の予選から好調で、混乱が起きた決勝でもトラブルをうまく回避できた。リスタートの度に少しずつポジションを上げることができ、ペースも良く10位以内をキープできたけど、終盤では2台のフェラーリが速すぎて抑え切ることはできなかった。タフなレースだったので体力的にもかなりキツかったよ。時折、シンガポールのような暑さと湿気を感じたけど、最終的にはいい結果を残すことができた。これまで何度もポイントまであと一歩の11位のポジションでフィニッシュしていたので、9位という結果は本当に価値があると思う。シーズンを気持ちよく締めくくるために、来週のアブダビでもいい結果を目指して走りたいと思ってるよ」