PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 ロシアGP 決勝レース

アルファ ロメオ レーシングORLENは、ソチで行われたロシア グランプリで、キミ・ライコネンが8位入賞を果たし、4ポイントを獲得しました。チームメイトのアントニオ・ジョヴィナッツィは残り5周を切ったところで土砂降りの雨の影響を受け、16位でレースを終えました。

13番手からスタートしたキミ・ライコネンは、非常に良いスタートを切り、オープニングラップ終了時点で10位までポジションを上げました。その後もいいリズムを掴み、雨が降り始めたタイミングでインターミディエイトタイヤに交換する適切な判断により順位を上げ、8位でゴールしました。一方、アントニオ・ジョヴィナッツィにとっては波乱のレースとなりました。1周目にヒットされエスケープロードへと追いやられ、さらに無線機が使えなくなるトラブルに見舞われました。ピットとの通信なしにレースを戦うことになりましたが、それでもいくつかバトルやオーバーテイクを披露しました。

チームはチャンピオンシップで累計7ポイントを獲得しました。次戦は10月10日にイスタンブールで開催されます。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「非常にエキサイティングなレースの結果、ポイントを持ち帰ることができた。土曜日の予選は厳しい展開となったが、戦闘力はあると信じていたので、前向きな気持ちで決勝レースに臨んだ。キミは好スタートを切り10位にポジションを上げたが、アントニオはヒットされてしまい、後方からの挽回を余儀なくされてしまった。しかも無線も使えない状況だったがいいバトルを繰り広げ、オーバーテイクも披露した。一方、キミはオコンに喰らい付き、ポイントが狙えるポジションに留まり続けた。そして雨が降ってきたタイミングでインターミディエイトタイヤに履き替えて順位アップを果たし、8位でゴール。4ポイントを獲得することができた。これまでの努力が報われた気分だ。2週間後のトルコのレースにも自信を持って挑みたいと思う」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー02/フェラーリ)
決勝:8位
ファステストラップ:1:40.289(34周目)
ミディアム(15周)-ハード(32周)- インターミディエイト(6周)
「懸命に戦った結果、いい結果を残すことができた。ドライの状態ではライバルに追いつくことができず、特にDRS(ドラッグ リダクション システム)トレインの中で追い抜くのは容易ではなかった。でも、タイヤ交換の判断が良かった。雨が激しくなると予想し、ピットインを選択したが、それが良かったんだ。チームはやれるだけのことをやり、その成果としてポイントを得られて良かったと思う」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:16位
ファステストラップ:1:38.058(39周目)
ハード(32周)-ミディアム(18周)- インターミディエイト(3周)
「波乱に満ちたレースだったよ。オープニングラップのターン2で追突されてしまい、ポジションを落としてしまった。しかも、1周目から無線機が使えなくなり、チームとのコミュニケーションが取れない状態だった。厳しい展開となり、特に終盤に雨が降ってきてピットとタイヤ交換について話せなかったのが辛かった。チームがポイントを獲得できたのは良かったが、僕自身はトルコのレースに向け、もう頭を切り替えているよ」