PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 モナコGP 決勝レース

今シーズン初のトップ10入りを果たし、ついにポイントを獲得しました。伝統あるモナコの市街地コースを果敢に攻め、積み上げてきたパフォーマンスを発揮した成果です。大きな進歩を見せた前回のレースに続く本グランプリでポイントを持ち帰ることができ、チーム全員がそれぞれの仕事を懸命にこなした努力が報われました。

土曜日の予選では、アントニオ・ジョヴィナッツィが10位、キミ・ライコネンが14位と今季最高の成績を収めましたが、日曜日のレースではチームの躍進が偶然ではないことを証明しました。レースでのペースは良かったので、10位と11位という結果をさらに上回ることができなかったのは少し残念でした。オーバーテイクの可能性がある別のコースであれば、8位や9位に食い込めた可能性もあったでしょう。

もっとも、さらに上を狙えたかもしれないと考えるのは、チームのハングリー精神の表れです。それはチームのパフォーマンスに対する自信であり、今後も好成績を狙いにいく意志の表れでもあります。次のアゼルバイジャンGPでもポイント獲得を目指します。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「トップ10に入り、ようやく本来の実力にふさわしい順位を獲得することができた。この1年、特に直近は大きく前進しており、予選から決勝を通じて見せたペースがそれを証明している。予選ではQ3に初めて1台が残り、Q2には2台が進出した。クルーもドライバーもピットのスタッフも、全員が素晴らしい仕事をしたと思う。ペースは良かったので他のコースであればさらに上位でフィニッシュできたかもしれないが、この結果は、チームの全員にとって大きなモチベーションとなった。次のバクー以降のレースでも良い結果を目指す自信に繋がるだろう」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
決勝:11位
ファステストラップ:1:14,971(55周目)
タイヤ:ミディアム(43周)-ハード(34周)
「自分にとってはすごく忙しい午後というわけではなかった。いくつか順位を上げることはできたが、それ以上のことは起こらなかった。このコースではよくあることだ。ペースは良く、次戦以降のレースでは結果に繋がるかもしれないが、ここモナコではたとえペースに余裕があっても、パスするのはかなり難しい。これは仕方のないことだが、チームが今季初のポイントを獲得したことは素直に喜んでいいと思う」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:10位
ファステストラップ:1:15,331(41周目)
ユーズドソフト(33周)- ハード(44周)
「やっとポイント圏内に戻ってこれて本当に良かったよ。この週末のペースはとても良かったので、トップ10入りはそのご褒美といえると思う。オーバーテイクが可能な別のコースであれば、8位ぐらいに入れていたかもしれないという気持ちはあるけど、この結果とチームが素晴らしい仕事をしてくれたことに満足しないとね。ぼくたちは多くの進歩を遂げてきた。今回のポイント獲得は、まだたくさんのレースが残っている状況でスタッフ全員にとって良いモチベーションになると思う。次のバクーでのレースが楽しみだよ。ぼくが大好きなコースだしね。今回と同じようにいい週末にできれば、結果を残すのに必要なものを手にすることはできると思う」