PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 バーレーンGP 決勝レース

2021シーズン開幕戦となるバーレーン グランプリ。アルファ ロメオ レーシングORLENは、11位と12位というポイント獲得に最も近く、もっとも悔しいポジションでレースを終えました。結果は残念でしたが、レース自体は誇りを持てる内容でした。リタイアしたマシンはわずか2台という完走した車両が多いレースで、アルファ ロメオ レーシングは中団グループで他のマシンと互角に戦い、前回サヒールでレースしたときに比べ、パフォーマンスが大きく向上したことを示しました。

キミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィはスタートをクリーンにこなし、レースの大半をポイント圏内で走りました。結果的にポイント獲得には至りませんでしたが、重要なことはこのレースで今後に向けた明るい材料を得られたという点です。トップ10との差はわずかで、あと少しの進化でポイント圏内に食い込むことができるでしょう。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「過去12ヶ月に積み上げてきた進化を示すことができた。我々は堂々としたレースを繰り広げ、アルピーヌとアストンマーティンを後ろに従え、他のアストンマーティンの背後に迫った。ポイント獲得には至らなかったが、ミッドフィールドで戦えるポジションを取り戻した。結果はすぐについてくるだろう。トップ10付近で戦えることを実証できたことで、残りのレースを前向きに挑むことができる。リタイアしたマシンがわずか2台と少なかったにもかかわらず、波乱に富んだレースだったということは、それだけポイント獲得に近かったということだ。2週間後のイモラでのレースでは再びトップ10を狙って戦えると思う」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
決勝:11位
ファステストラップ:1:35.192
タイヤ:ミディアム(13周)-ハード(16周)-ミディアム(27周)
「悪いレースではなかった。何度かいいバトルができたし、マシンの動きも良かった。でもレースのほとんどを10位以内で走行していたのに、ポイントを持ち帰れなかったのは残念だ。レースがもう少し長ければ前を走るクルマを捕らえられたかもしれないが、努力を続けていこう。テストの時と同じようにマシンのフィーリングは良かったので、去年に比べると明らかに前進している。トップ5のチームとのギャップを縮めるためにまだ仕事は残っているが、足りないものを見つけるために引き続き努力しようと思う」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:12位
ファステストラップ:1:35.122
タイヤ:ミディアム(12周)-ハード(18周)-ミディアム(25周)
「昨シーズンの開幕戦と比べて、ぼくたちははるかに速く、はるかに優れたマシンを獲得できているのでここまでの進化は満足できると思う。今日のレースではポイント獲得に十分ではなかったけれど、トップ10まであと少しのところにいたし、コンスタントにポイント争いに加わっていけると思う。レースの内容は良かったし、今日できることはすべてできたと思う。最初のピットストップでは時間をロスしてしまったのは痛かったが、ミスは起こるものなので、そこから学び同じことを繰り返さないことが大切だろうね。それがなければキミにかなり近いところでゴールできていたと思う。いま自分がフォーカスしているのは次戦のイモラだよ。ホームカントリーでレースできるのが楽しみだし、いい結果を出してティフォシたちを喜ばせたいと思う」