PRESS RELEASE

2020年 フォーミュラ1 バーレーンGP 決勝レース

天候:快晴(ナイトレース) 気温:25.5-24.4度 路面温度:28.7-25.9度

アルファ ロメオ レーシング チーム代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「レースの結果について話す前に、まずはロマン・グロージャンがあのような大クラッシュから、自力でマシンから離れていく姿を見ることができて安心したという我々の気持ちをお伝えしておきたい。画面であのシーンを見たときは思わず息を呑む思いだったが、今回の事故ではFIAや関係者がF1を安全に運用するための取り組みの成果を見ることができた。安全に関わることについてはこれで十分というものは存在しないが、教訓が生かされているのは心強い。さてレースの内容については、いくつかの不運な状況でチャンスが離れていってしまったのが残念だった。アントニオ・ジョヴィナッツィはすばらしいスタートを切ったが赤旗で帳消しになり、キミ・ライコネンは2度のスタートでマシンに損傷を受け、それが結果に響いてしまった。厳しい週末となったが、来週のレースに向け集中していきたいと思っている」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C39(シャシー05/フェラーリ)
決勝:15位
ファステストラップ:1:33.573
タイヤ:ミディアム(1周)-ミディアム(15周)-ハード(24周)-ユーズドミディアム(17周)
「ロマンが無事でよかった。最近はあのような大クラッシュを見ることは少なくなったが、彼が自力でマシンから脱出できたのは本当によかった。ひとたびレースが再開しマシンに乗ったら、走ることに集中せざるを得ないが、残念ながら自分のマシンは2度のスタートでどちらもダメージを負ってしまい、妥協を強いられた。最初のスタートではフロアとウイングにダメージを受け、2回目のスタートでは右側のフロアが損傷し、パフォーマンスが大幅に下がってしまったんだ。ピットストップ後の数周は速かったが、ダメージの影響ですぐにペースは落ちてしまった。グリッドに向かうときはマシンのフィーリングはよかったので、ポテンシャルを発揮できず残念だったよ」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C39(シャシー04/フェラーリ)
決勝:16位
ファステストラップ:1:34.536
タイヤ:ミディアム(1周)-ミディアム(19周)-ハード(33周)-ソフト(3周)
「ロマンがあのような大クラッシュから無事に脱出できて本当によかった。マシンから離れる彼の姿を見られたことが今日一番よかったことだと思う。ケガが深刻でなく、すぐに戻って来られることを願うよ。レースについては、いいスタートを切ることができ、順位をたくさん上げたところで赤旗が出た。その時は11位だったけど、再スタートで14位まで下がってしまったんだ。2度目のスタートはあまりうまくいかず、その後リズムを掴んでからは結構いいペースで走れたけど、タイヤの戦略が期待したようにうまくいかなかった。ハードタイヤでステイアウトし、最後のペースカーが出た時にようやくピットに戻ったんだけど、この作戦は結果的に機能しなかったね。頭を切り替え、次のレースではうまくいくことを願うよ」