4Cシリーズ最後の限定車
“4C Spider 33 Stradale Tributo”を北米で発表

ご好評につき販売を終了いたしました。

究極のオンロード センセーション

4Cのエレガントなオープントップモデル、それが 4C Spider。
ソフトトップを外せば、心地よい開放感、スリリングなドライビング、そして究極のオンロード センセーションが待っている。

デザイン

フォルム、ボディライン、ハンドリング、レーシングカーのDNA、そして4Cとの密接な関係。そこには、感性とテクノロジーの完璧なまでの融合が見てとれる。
しかし、それは驚くべきことではない。なぜなら、4Cは伝説の名車「Tipo33/2 Stradale」の後継車として誕生したのだから。
歴史上最も美しいクルマのひとつと言われる「Tipo33/2 Stradale」は、パフォーマンス重視のデザインフィロソフィで知られ、数々の革新的なテクノロジーを搭載。例えば、航空工学から着想を得た、鋼管フレームにマグネシウム合金部材を組み合わせた新型シャシーもそのひとつだった。

オープントップの4C Spiderがもたらすのは、スピードにおいてもハンドリングにおいても、他車では味わえない独特なドライビングエクスペリエンス。ソフトトップは軽く丈夫で、取り外しも容易。高速走行時でも確かな安心感を提供する。

4C Spiderに乗り込むと、スポーティで洗練された感動の世界が広がる。4C Spiderに余分なものは何もなく、目的のあるものだけが備わっている。設計者らのこうした妥協なき取り組みによって、ドライバーは真のモータースポーツを堪能できるのだ。 4C Spiderのインテリアといえば、カーボンファイバー製のボディセルが注目を集めているが、実はそれだけではない。TFT液晶式メーターパネル、フラットボトムのステアリングホイール、アルミニウム軽合金製のフットレストおよびペダル、そしてドライバーに向けて傾けられたインストルメントパネル。どれも4C Spiderが受け継ぐレースの伝統を強調する要素だ。レーシングカー仕様のスポーツシート(ファブリック、レザー、またはレザーとマイクロファイバーのコンビネーション)は、快適性と最適なドライビングポジションを提供する。

パフォーマンス

ドライビングプレジャーは、緻密なまでにバランスされたデザインから生まれる。後輪駆動とミッドシップエンジン、4C Spiderのアーキテクチャーは、完璧な重量配分が最重要視される、まさにレーシングカーそのもの。卓越したダイナミックパフォーマンスを約束する後輪駆動。その利点を最大限活用すべく4C Spiderは後輪駆動を採用。この方式は発進や加速時に車体の荷重が後方へ移動することにより駆動輪への荷重が増すため、優れたグリップ性能を発揮できる。また、後輪駆動はほかの駆動方式に比べ、コーナーへの進入速度を高めることができるため、比類なきドライビングプレジャーを堪能できる。オールアルミ製エンジンをミッドシップにレイアウト。その結果、プロペラシャフトを不用にしたことで大幅な軽量化も実現。さらに、車体中心近くに重量物を集約することで重量配分を最適化し、抜群のハンドリング特性を約束している。

4C Spiderの心臓部、1,750cc 最高出力240PSの直噴ターボエンジンが唸りを上げる。オープントップで疾走する、かけがえのない瞬間を心に刻む。 4気筒アルミ製シリンダーブロック、新世代ターボチャージャー、超高圧式直噴インジェクター、吸気/排気側に備える連続可変バルブタイミング機構、スカベンジング(掃気)テクノロジー、そしてデュアルクラッチ式トランスミッション。これらを備えた新型1750直噴ターボエンジンは、比類なきスポーツパフォーマンスを発揮する。 トルクと比出力(PS/ℓ)は、このクラスのエンジンでは最高レベル。最高出力240PSを6,000rpmで発揮。このエンジンが持つ桁外れなフレキシビリティと動力性能を物語っている。加速性能も抜群。 0-100km/hの発進加速は、わずか4.5秒*を達成。 驚異的なパフォーマンスでありながら、環境への影響は最小限に抑えられている。マルチインジェクションコントロールと、高度なフリクション対策、エネルギーロス低減技術により、4C SpiderはEuro-6排出ガス規制の厳格な基準を軽々とクリアしている。

*欧州仕様参考値

4C Spiderが備える先進のスカベンジングテクノロジーは、低回転域のトルクを最大化させるため、クルマがドライバーの意志に対して力強く応答するようになる。エンジンコントロールユニットが、吸気/排気バルブオーバーラップの時間と角度を精密に制御することで、インレットマニフォールドからエキゾーストマニフォールドへと直接抜ける気流が発生。燃焼室のスカベンジング(掃気)効果を高めることで、この気流が燃焼効率とタービンの回転数を高め、ターボラグを抑制する。

4C Spiderはエンジン停止後にターボチャージャーを保護する自動冷却システムを備えている。走行後にエンジンを止めるとエンジン冷却水の循環も止まるため、エンジン停止後のターボチャージャーの冷却は空冷による放熱だけになる。市街地など軽い負荷での走行後は問題にならないが、スポーツ走行やワインディングロードの走行後などはターボチャージャーや内部のエンジンオイルが非常に高温になるため、走行直後にエンジンを止めると放熱が足りず、悪影響を与えることがある。これを予防するため、専用の電動ポンプと冷却水配管を設け、エンジン停止後も冷却水を最長約10分間循環させることで、ターボチャージャーの放熱を積極的に補助している。このシステムはエンジンの作動時間や吸気/排気温度、冷却水温度の情報に基づき、エンジンの停止後、自動的に作動する。

テクノロジー

4C Spiderのコアアーキテクチャーは非常に厳密な開発方針に基づいている。理想的な重量配分をもたらす後輪駆動とミッドシップレイアウト。極めてスポーティなコックピットをもつ正統派2シーター。加速時の高いグリップ力や機敏なコーナリングといった後輪駆動のアドバンテージを最大限引き出すためのディテールへのこだわり。これらが相まって、強烈なドライビングエクスペリエンスを堪能できるのだ。オールアルミ製エンジンをミッドシップにレイアウトすることで、プロペラシャフトが不用となり、さらなる軽量化も実現。前後重量配分も最適化され、抜群のハンドリング特性を約束している。

4C Spiderの鋭い加速をさらに高めるのは、乾式デュアルクラッチを備えた、先進の6速オートマチックトランスミッション(Alfa TCT)。これはシーケンシャル式マニュアルモードのダイレクトな感覚と、オートマチックモードでのイージードライブを使い分けることができる新世代のオートマチックトランスミッションだ。さらに、Alfa TCTはあらゆるドライビングコンディションで最速のシフトチェンジを実現する新開発の制御ソフトウェアを備えている。その一方で、コーナリング中は駆動安定性を損なわないよう、可能な限りスムーズにシフトチェンジが行なわれる。また、4C Spiderは2ペダル車が苦手とするスタンディングスタートを容易に実現するローンチコントロール機能も装備。「Alfa Race」を選んだ状態で、スタート前にブレーキペダルを踏み込みながらアクセルペダルを全開まで踏み込み、左側パドルスイッチを引くと、この機能がONになる。その後、ブレーキペダルを放すとシステムがエンジン出力を自動的に制御して最速のスタンディングスタートを実現する。

路面や走行状況、ドライバーの意思に応じたパフォーマンスが得られるよう、電子制御式システムの作動を変化させる機能がAlfa RomeoD.N.A.システム。扱いやすく慎重(Allweather)、バランスに優れたスポーティ(Natural)、機敏で刺激的(Dynamic)の3つのモードをスイッチひとつで切り換えることができる。日本では2009年から提供してきたシステムだが、ハイパフォーマンススーパーカーの4C Spiderのために新たに第4のモード、Alfa Raceを採用している。

ボディアーキテクチャ

4C Spiderには、F1マシンと同様の素材が使われている。ハイパフォーマンスカーボンファイバーやアルミニウム、低密度SMC。 その完璧な組み合わせが、軽量かつ流れるようなボディラインのスポーツカーを誕生させたのだ。

カーボンファイバー:
非常に軽量かつ弾性のある素材。独自のシャシーや独特なフロントウインドシールドのフレームに採用している。

アルミニウム:
軽量で強靱な金属製素材。オールアルミ製エンジンやエンジンマウントフレーム、フロントのサブフレームなどに採用。

SMC:
最先端複合材の低密度SMC(ガラス繊維強化樹脂)をボディパネルに使用。アルミニウム よりも耐久性に優れ、一般的なボディ鋼板と比べて20%の軽量化を実現。

進化したシャシーシステムは、軽量化に大きく貢献するだけでなく、パフォーマンスにも寄与している。フロントのダブルウィッシュボーンサスペンションは、路面からのダイレクトかつストレートなフィードバックをステアリングに伝える。リアの改良型マクファーソンストラット式サスペンションは従来型のA型鋼板製ロアアームに対し、軽量かつ高剛性のリンクロッドを用いたことが特徴。最も過酷なコンディションにおいても 優れたハンドリングを提供する。軽さと強度を両立させるため、サスペンションシステムは前後ともにアルミニウムと高張力鋼を使用している。 前後のドリルドベンチレーテッドディスクと、フロントのBrembo製4ポットキャリパーの組み合わせにより、100km/hから停止までの制動距離はわずか36mを達成している。4C Spiderは最高のグリップを得るため、サイドウォールに“AR”のシンボルを刻印した特製のフロント17(18*)インチ、リア18(19*)インチのPirelli製タイヤを装着。特別なラバーコンパウンドの採用により、コーナリングフォースとハンドルレスポンスを向上するだけでなく、制動距離の短縮も実現している。

*オプション装着車

  • ※価格は、2022年8月1日現在のメーカー希望小売価格(消費税10%込)です。※掲載のメーカー希望小売価格は参考価格です。販売価格はアルファ ロメオ正規ディーラーが独自に設定していますので、各店にお問い合わせください。※税金(消費税を除く)、登録諸費用、保険料等は含まれておりません。※価格には、リサイクル料金は含まれておりません。別途必要となります。※価格には、オプション費用は含まれておりません。※写真およびイラストは、実車とは異なる場合がございます。※価格・諸元・仕様ならびに装備は予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。